引退をなんとなく考えるとき

自分が社長をやっている時に何らかのきっかけでふと考えるようになるのが自分がもし、社長を引退したとしたらということを考える瞬間です。
これは本当にちょっと考え事をする余裕が出来たときに浮かんだりすることがあるかもしれません。
でもこの考えに関して最終的に考えることは「とはいってもこの先まだまだ長い先の話だから」ということで終了させてしまうということになりがちになるかもしれません。

今回自分が事業継承をしたことで感じたことがあります。
それはもっと早く事業継承について考えておくべきだったし、準備をしておくべきだったということです。
なので社長と言う座についている人たちには事業継承を考えた時から早めに行動するべきだということを知ってほしいなと思います。

自分にとっても引退する時期などを考えて早めに行動したつもりなのですが事業継承をする期間などはスタートが早ければ早いほどじっくりと引継ぎをすることが出来るので、実際に始めてみても時間が足りないなと感じる事がいくつかあったからです。
そして事業継承について相談をしてみた会社にもアドバイスされたのが思いたった時から事業継承は準備をしておくべきことなのだということでした。

そう思ったときから今の会社の現状はどのような状況になっているのかを把握して資産状況はどのぐらいなのかを把握すること、そして後継者として数人候補に上がれる人はいるのだろうかと言う人を探しておくということが大事なのです。
実際に後継者を探すという部分で時間がかかってくると思います。

私の場合もこの人はどうだろうか。
と思う人の仕事ぶりを見て、後継についての相談をしてみるまでにかなり時間をかけていました。
そして自分の息子は会社の経営などに興味があるのだろうか、ということを息子に話をしてみた時まだ大学4年でした。
社会人になっていない時だったので色々と相談をしてみる回数は多かったですが、息子への引継ぎは考えないと言う結果になりました。

後継人について

これは息子は経営にはあまり興味が無いということと、どちらかと言えば法律関連の仕事に興味を持って大学に行っていたので息子の夢を優先させたと言うことになります。
やはり後継人を探すというのにすごく時間がかかるのがネックになると思います。

なので事業継承のことで色々とお世話になった会社の人もおっしゃっていたのですが後継人についてまだ早すぎると言うことは決してないと考えた方が良いということです。
そしてもう一つアドバイスされたことがあるのですが、自分が特に今は健康でもいつどこで急に倒れてしまったり大事故などにあって突然、仕事がままならなくなってしまうと言うこともあるわけですから。

大きな会社の社長さんなどはいざという時に備えて次の後継人を早く探しているものなのですということでした。
私も実際の引退時期までまだ時間があるのですが正直もっと早く考えて行動するべきだったとは思う点でもありますのでそういった考えが出た経営者の方は早めに行動をするべきだと思います。