縁起物について

縁起物というと広く全世界にあるものであり、日本でも昔から人々に親しまれている一つの文化ともいえるかと思います。
神社やお寺で参拝人に授与するものなどが代表的なものとして思いつく方もおおいかと思いますが、(お守り、おみくじ、絵馬などです)私たちの生活の身近なところにいくつか登場してくるものです。
例えば年越しそばなんかは自分たちの身近な文化として浸透しているところです。

細く長く生きようということで年越しそばを食べると迎える年でつつがなく過ごせるという訳ですね。
特に正月のおせち料理に関しては縁起物のオンパレードで、地方によって入れるものが異なるというのも縁起物ならではだなと感じます。中国から伝わった五節供の行事に由来するものと言われ、古くは奈良時代からはじまったと言われている非常に歴史あるものです。

田作りでは五穀豊穣を願い、マメに働けるようにと黒豆を食べ、数の子で子孫繁栄を願うものです。
この三つは祝い肴と言われており、どの地方でも必ず入っているものですね。
確かに我が家のおせち料理にもこの3つは必須だったような気がします。

焼き物の位置づけ

そこに焼き物や煮物が入る訳ですが、おせち料理を食べた後というのは何となくその年がいい年になる気がしますし、反対におせち料理を食べないとお正月という気がしない、新しい年を迎える気がしないというところもあります。
縁起物というのは気持ちの問題という部分も大きいと思うのですが、縁起物をきっかけにして今までの生活を見直して、自分にとって新しいスタートがきれるようにする一つの節目として活用できるものなのかなとも思いますね。

また、社長をしてからこうした縁起物は今まで以上に大切にするようになった気がします。
勝負は時の運という言葉もあるように、本当にすごい人というのは実力もありますが、時流にのることができる、時の運を持ち合わせていることが多いのです。

もちろん、時流を読むということも大切なのですがそれ以上に逆らえない運命というのもあるわけで、そんな時に縁起をかついだりパワースポットでパワーをもらうわけです。
緊張するような場面では自分を落ち着かせてくれる効果もありますので、持っていて損はないと感じています。

また、縁起物というのは日本古来からある季節ごとのものであり、一つずつこなしていくと季節を感じることもできるものです。先ほどのお節料理に始まり、七草がゆや節分、秋のお祭りなど、日本には素晴らしい縁起物がたくさんありますね。