カメラに収める楽しみ

この前に行った温泉旅行の際に、一つ心残りだったのが、もっと良い写真を残したかった、ということです。
老い先短い、とはまだ思いたくはありませんが、やはり思い出をしっかりとした形で残すことが出来る、というのも一つの魅力なのではないか、と感じるようになってきました。
数年後に見返して楽しめれば良いな、と思ったのです。

旅行の際にはスマートフォンに付属のカメラで何枚か撮影を行いましたが、やはり不満が残る結果となってしまいました。
そこで今回、新たにカメラを一つの趣味として持ってみよう、と思い立つに至りました。
善は急げということで早速カメラを購入しようと思ったのですが、なかなかどんなカメラを購入するべきなのか、というのも難しいものです。

フィルム式のカメラなら父のものがありましたが、今になって本格的にフィルムカメラを勉強するのも難しいと思い、今回はデジタル一眼レフを購入することに決めました。
なかなか値段は張りますが、その分の性能を備えているので買って良かったと思います。
それにしても最近のカメラというのはすごいもので、昔に使っていたカメラからは考えられませんね、今のカメラは動画も綺麗に撮れると30年前の私に言っても絶対に信じないことでしょう。

閑話休題、カメラを購入してまず始めに悩んだのが、被写体です。
旅行に持っていくということを想定して購入したものの、近々に旅行の予定もなく、それまで眠らせておくのも勿体無いと感じました。
そこで私が被写体として選んだのが、鳥です。

バードウォッチングもいっしょに

そう、カメラの被写体として鳥を選ぶということは、いっしょにバードウォッチングも楽しんでしまおうという思惑があってのことでした。
そこで私はバードウォッチングに必要なものを調べ、いくつかのものを準備しました。
とはいってもそれほど特殊なものが必要なわけではなく、オペラグラスと手帳、ハンディ野鳥図鑑程度のものです。

バードウォッチングも初めて見ると奥が深いもので、今まではなんとなく「鳥」と言う程度にしか見ていなかった鳥達が、一つ一つの種類、個体として見得てくるというのが新鮮でした。
よく観察してみると、細かい部分が思っているのとずいぶん違った鳥というのも少なからずいましたね。
小さい鳥なんかを遠くから見つけてしっかり撮影出来た時の喜びは代え難いものがあります。

バードウォッチングの際、鳥を見つけるのにと思ってオペラグラスを購入しましたが、実際に行ってみてわかったことがあります。
鳥を探す時には、視覚よりも聴覚の方が重要だ、ということです。
小さな鳥を目で追っても見つけることは出来ませんが、鳴き声を聞くようにすると大体どちらの方にいるのか分かる、というのが面白い所ですね。