家庭で育てる野菜

老後の趣味を見つけるという意味で、一つ目を付けたのが「家庭菜園」です。
普通趣味というと生産性はないというか、ともかく楽しむことだけが目的になるものですが、家庭菜園の趣味なら楽しめて、かつ生産性も持っているという一石二鳥な所に引かれました。
東京だとどうしても自然を忘れがちになりますから、そういった意味でも自然と触れ合える家庭菜園は一ついいと思ったわけです。

ただ、自宅に家庭菜園が出来る程の庭はありませんので、まずは場所を探さなければなりませんでした。
幸運なことに最近は家庭菜園向けのレンタル農地サービスというのが行われているので、そういったサービスを行っている中から良い場所を選ぶことにしました。
あまり遠かったり交通の便が悪いと途中で面倒になってしまう可能性があると思ったので、その辺を考慮して行きやすい場所をチョイスするようにしました。

ただ、私は正真正銘の農業初心者ですし、現在はまだ仕事もあるのでつきっきりで世話が出来るわけではありません。
なので、割合手が掛からず、初心者や時間がない人でも簡単におこなえる野菜から始めることにしました。
一番最初に試しとして植えたのは、ラディッシュです。

別名二十日大根とも呼ばれるこのラディッシュはともかく植えてから収穫までがスピーディなのが特徴です。
収穫の喜びをとりあえず一度味わっておくことで、その後の家庭菜園をより楽しく続けられるようにしたいという意図もありました。
その結果は大成功で、ラディッシュの栽培は問題なく成功、初めての自作野菜はスライスしてサラダに添えて頂きました。

自分で作ったもの

やはり、自分で作ったものというのは特別な思い入れがあり、その分美味しく感じるものですね。
この経験から、よりいろいろなものを作ってみたいと思うようになりました。

その後はトマトやピーマン、ナスなどの同じく手があまり掛からない野菜を植え、順調に育てています。
キュウリも育てるのは簡単でしたが、収穫時期が一日遅れるだけでもいきなり巨大化するので、忙しい人にはちょっと難しいかも知れない、と感じました。
自宅の菜園があればキュウリはいいかもしれませんね。

連作障害を学ぶ

まだ1年目の家庭菜園ですが、来年以降も続けるに当たって今一つ懸念を持っているのが連作障害についてです。
連作障害は同じ土で同じ作物を続けて育てることで、必要となる栄養が足りなくなったりして収穫に影響が出る、というものでした。
同じ科の野菜を連年で植えると連作障害になってしまうことが多いということなので、今生えているトマトとナスをどうするか考え中です。(トマトもナスもナス科ということもこれで知りました)
連作障害を避けるためにも、今度はもうちょっと広く借りることも検討しています。